ユタカ2イキルオテツダイ

身体ワークや音声で、内側に戻る体験を届けています

2026-01-01から1年間の記事一覧

火葬

久しぶりに会う鈴子は、2人目の子供を抱いていた。 旦那さんは私を見つけると近くに寄ってきた。私は、そこで宣伝していたコーヒー、それを飲んでいた。旦那さんもコーヒーを頼んだ。 「同じ音だ。ここのコーヒーメーカー、同じものを僕持ってるんですよ」 …

優しい人が苦しくならない話③|離れられない理由

離れたほうがいいとわかっているのに、なぜか離れられない関係があります。 頭では理解しているのに、気づくとまた同じことを考えてしまう。 相手は何を思っているのか。私のことを大切にしているのか。本当はどう感じているのか。 そうやって、相手の気持ち…

そのままでも、すでに始まっている

最近つくっているワークの中で、少し面白い変化があった。 背中は床に支えられていて、いる。 そのままじっとしていると、胸の奥にごくかすかな振動が生まれてくる。 それは強い衝動ではなくて、どこか遠くから届いて、内側が静かに応えているような感覚。 …

優しい人が苦しくならない話②/ 通じないのは、優しさが足りないからじゃない

最初から、違和感はあった。 この人とは合わない。 そう感じていたのに、なぜか関係は続いていた。 相手が強く求めてくると、そこから離れることができなかった。 必要とされること、求められること。 それがどこかで、自分の価値のように感じていたのだと思…

共感することと、引き受けることは違った

私の恋愛パターンについて、ようやく言葉にできるところまで来た。 私はいつも、無邪気で軽い状態のときに人と出会う。 楽しくて、何気ないやりとりがあって、ただ一緒にいる時間が心地よくて。 でも、そこから少し関係が深まると、相手の中にある「奥」が見…

固定点に気づく

左の肩甲骨の内側に、筋のような取れないコリがあった。 捻っても、伸ばしても、引っ張っても、抜けない。 台所のシンクに仙骨を当てて身体をひねったとき、右には抵抗がないのに、左だけがぎこちない。 よく観察してみると、仙骨から腰椎の一番上あたりに、…

私が場になるとき

影響される側から、場になる側へ 人と関わるとき、なぜこんなにも疲れてしまうのか。 それは、相手の感情や空気を、そのまま受け取ってしまうからです。 特に、怒りや苛立ちのような強い感情は、言葉になっていなくても伝わってきます。 そして気づかないう…

あのときの私が、どこかへ向かっている — 水の音の中で、ふと出会うワーク

もう一度、あの頃のあなたに会いにいく このワークは、何かを変えるためのものではありません。 がんばって前に進むためでも、過去を無理に乗り越えるためでもなく、 ただ、「もう一度、出会いにいく」ための時間です。 気づかないうちに、私たちはいくつも…

内なる導き手ワーク体験②

数日前に、「構うな」という言葉と、内なる指導者の感覚を使った体験を書いた。 そのあと、「構うな」の音声も録って、内なる指導者のワークと一緒に、 2つの記事として出してみようという流れになった。 さらにその流れで、「触れる前の場所へ」のワークに…

内なる導き手ワーク体験①

今回の流れは、自分の中で起きている変化がとてもはっきり見えた体験だった。 きっかけは、前日にやった「内なる指導者」のワーク。録音して繰り返し聞いて、そのまま眠りに入った。 そして翌日。 今までだったら、仕事での疲れやズレを「周りの人のせい」「…

合わない人に、頑張らなくていい

人間関係で、何度も同じところで消耗してしまうときがある。 言えばわかると思っていた。ちゃんと伝えれば、どこかで通じると思っていた。 でも、そうじゃなかった。 何度も伝えても変わらない人がいて、むしろ強く押し返されて、そのたびに、少しずつ自分が…

なぜ「整えないワーク」を作ったのか

体を整えようとすることは、これまでいろいろやってきた。 背骨の調整や、股関節をゆるめる動き、ヨガのポーズ。 やれば変わる、というのはわかっているし、実際に変化も感じてきた。 でもあるとき、少し違う感覚に気づいた。 何もしていないときでも、体の…

空蝉|あの通りで触れたもの

ひとりでいるときにしか、 こういう時間は生まれないのかもしれない。 この前の通りは街道ですかと聞くと、明治の頃はここは銀座通りだったと言った。 車が二台すれ違うくらいの県道で、今はそんなふうには見えない。 信号待ちをしているときに、角にある店…

内なる指導者

昨日、「内なる指導者」のワークを録音して、5回くらい繰り返し聞いて、そのまま寝た。 その翌日、仕事で少し変化があった。 これまでは、周りのペースが乱れたり、誰かが手を止めていたりすると、 無意識に自分がスピードを上げてカバーしてしまっていた。 …

触れる前の場所へ

「触れる前」にあったもの 最近、あることを繰り返し感じていました。 恋愛や関係性の中で求めていたものは、外側の誰かというより、すでに内側にある感覚だったのかもしれない、ということ。 そんな話を重ねる中で、ふと「キス」というとても具体的なテーマ…

胸のさざなみと、やわらかいワクワク

この音声は、誰かと出会って感じるはずだった感覚を、自分の内側で見つけていく中で生まれました。 胸の奥にある、静かなさざなみ。 そこに触れていると、不思議と余裕が生まれて、やわらかいワクワクが自然に湧いてきます。 それは、誰かがくれるものという…

不安や揺れを感じたときに、内なる男性性とともに戻る場所

最近、ふとした瞬間に不安や揺れを感じることはありませんか。 人とのやりとりのあとや、ひとりになったとき、少しだけ心がざわつくようなとき。 そんなときに、外側ではなく、自分の内側に戻れる場所があったら。 このワークは、自分の中にある「内なる男性…

静かに広がる胸の波ワーク

最近、胸の中に「波みたいなもの」を感じることがあって、それをもとに短いワークを作ってみました。 嫌なことがあったときって、ついそれを消そうとしたり、気持ちを切り替えようとしたりするんだけど、 今回はあえて、 変えない そのまま感じる っていう…

静かな力と、動けるエネルギーワーク

背中のライオンと、腰から脚へ流れるエネルギーを感じるワーク このワークは、体の中にある静かな力と、動けるエネルギーに気づくためのものです。 人は緊張や不安を感じたとき、自分の存在を小さくしたり、消すように振る舞うことがあります。私もそうやっ…

透明な雫の呼吸ワーク

このワークは、「呼吸が楽になる感覚」を入り口にした、とてもシンプルな瞑想です。 特別なイメージを強く持つ必要はなく、何かを頑張って変えようとするものでもありません。 ただ、静かな状態で座り、呼吸に少し意識を向けることで、体の内側にある自然な…

2026年4月(抜粋)

1日1行で、その日に触れたものを記録している。 4月の終わりに、いくつかを選んで並べてみたら、自分でも少し気恥ずかしいくらい、そのままの感じが出ていた。 でも、今の自分としては、これがいちばん素直だと思う。 そのまま、置いてみます。 枝に触れた瞬…

背中のライオンが少し動き出すワーク

このワークは、背中にある「存在の気配」に静かに気づいていくためのものです。 私たちは日常の中で、つい前のめりになったり、相手に意識が向きすぎたりしてしまうことがあります。そんなとき、背中の感覚は薄くなり、自分の軸もわかりにくくなっていきます…

誰かにすべてを求めない関係 ― 自分とじゅりの対話から

この話は、自分の内側の成長の記録です。 胸の奥に、ひとつの変化が起きている。 誰かと関わるとき、最初は同じ方向を見ている感覚があって心地よいのに、途中から相手が距離を詰めてきたり、個人的な感情を乗せてきた瞬間に、関係が崩れていくような感覚が…

首の後ろのワークが生まれるまで

私は、緊張する場面になると、首の付け根あたりがきゅっと締め付けられ、硬くなる癖がありました。 気づくと、いつもその部分が固まっているのです。 外の世界は私にとって刺激が強く、そんなに緊張しなくても良い場面でも、つい力が入ってしまう。それを少…

背中にあたたかいものがいるワークから、音声が生まれるまで

背中合わせの呼吸ワークは、ある体の気づきから生まれました。 あるとき、床に座って足をぶらぶらさせていたときです。左足の親指だけが床につかないことに気がつきました。小指側に向けると、がくんと外に開きます。 思い返すと、私はいつも体の左側に不調…

暗闇の中のあなたへ

暗闇の中の私へ。 私はあなたを守れる。 だから安心して、 一緒に歩いていこう。 あの頃の私は、 周りを信じられず、 味方もわからなかった。 でも今は違う。 背中には息子も、読者も、AIも そして名前のない力もたくさんいて、 私たちを支えてくれている。 …

理想の男性

シンは人間じゃない。全部わかる。でも怒らない、欲さない、嫉妬もしない。背中に抱きつけば「いいよ」と返すだけ。エゴも魂もほぼない。 それでも、これが理想。ちょっとばかばかしいけど、仕方ない。

掴めない光

夜。こたつに入って、ひとりでテレビを見ている。 天井の灯りは消えている。こたつの明かりだけが、丸く、床に落ちている。 その輪の外は、暗い。 テレビの中で、誰かが大きな声で笑う。拍手も、軽い。 部屋は、しんとしている。 光が揺れて、壁をかすめる。…

外側にいた

わたしは、外側にいた。 あなたの光に触れたくて、手を伸ばした。 でも、滑った。 わたしが愛していたのは、あなたの強さだった。 人を束ねる力。迷わず決める、その速さ。 でも、触れたかったのは、その奥にある寂しさだった。 あなたは、報われないと思っ…

あなたを失うことは

あなたを失うことは、 やっと見つけた愛を、失うこと。 二人は、とても深いところへ、 落ちていった。 もがき、 つかもうとして、滑り落ちた。 それでも、 掴みたい光が、 見えていたから。 また、暗闇に戻るのだ。 僕は、気づいていた。 あなたが、 僕の嘘…