ユタカ2イキルオテツダイ

ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

金融の本-【金融などの棚にある本】

一般国民より上にいると認識する

『空洞化のウソ』(松島大輔、2012) 東京大学経済学部卒業、ハーバード大学大学院修了。通商産業省入省。 現在、タイ王国政府政策顧問として日本政府より国家経済社会開発委員会に出向。 将来的な日本の空洞化を避けるには新興アジアへ進出し日本人を現地化…

日本の市場インフラの確かさ

『グローバル金融新秩序 』(淵田康之 、2009) 筆者に日本の精神性というものを感じます。以下の文で。 グローバルなものに日本がいかに関わるかという課題を考える上での道標は 、 憲法前文にある「国際社会において名誉ある地位を占めたい」 という思いか…

未来の新しい地球社会へのヒント

『イスラムマネーがわかると経済の動きが読めてくる !』(畑中美樹、 2010) これからはアジアの時代だということを聞きます。 イスラムの人たちは、中東に住むと思っていたのですが、 イスラム教徒の6割はアジア・太平洋地域に住んでいるということでした…

基軸通貨の条件

『国際金融史』(編、上川孝夫・矢後和彦、2007) いくつかの本の中で世界の覇権が 、アメリカから中国へと移るだろうと書かれています。 ここでは、その前の覇権国であったイギリスから、 アメリカへと移った様子が書かれていました。 <以下一部抜粋・…

通貨危機ってなに

『国際金融論入門』( 佐々木百合 、2017 ) ここに出てくるヘッジファンドとは、ジョージ・ソロスのことです。その後、日本の国債売りを仕掛けたり、米国の株を空売りしたりといったニュースがあります。 彼らがどのようなやり方で利益を得るのかを知ること…

地球市民的な経済活動という方向

『フォールト・ラインズ』( ラグラム・ラジャン、 2011) いかなる形式や方法であろうと、 版元の文書による許可なくして 、この本の一部または全部を複製したり発信したりすることを禁じる。 と書いてありましたので、 私の言葉でまとめて 書き たいと思い…

ワシントンの知日派ばかりに頼りすぎていないか

『[詳解] イスラム金融 』(前田匡史、2008) ほぼ、自分の興味だけを持って生きてきた 私 にとって 、ここに書かれているような事は考えたこともありませんでした。 著者は 現職、「国際協力銀行」 とあったので 検索してみました。 株式会社 国際協力銀…

平等・非効率の社会になる

『資本主義は嫌いですか』( 竹森俊平、2008) アメリカと中国の貿易戦争は勝者なし、と聞きますね。 国際資本取引について、世界がより「自給自足」に近づくべき、とあります。 「国際資本取引」で検索すると以下がはじめに出てきました。 ブリタニカ国際大…

あなたらしくいられる時代が来る

『天皇の金塊』( 高橋五郎 、2008) YouTube の広告にこんなの出てくるのですが。 ✅日本人が英語が話せないのは? ✅明治維新のつくられたストーリー。 明治政府のたくらみによって行われた数々の話、そこから商品を宣伝しています。 もしかすると事実かもし…

英国の時代が終わる

『誰も知らない金融危機 LIBOR消滅』 (太田康生、2019) 2021年、大統領選の翌年は 株価が下がると 言われています。 それとは別に大きな時代のうねりのような 事態が 起きそうです。 長年ロンドンで決められてきた 国際基準の金利が 消滅しようとしていま…

日本一わかりやすい「金融政策」と「財政政策」の違い

『ドル亡き後の世界』( 副島隆彦、 2009) 〈以下一部抜粋・要約> 日本一わかりやすい「金融政策」と 「財政政策」の違い 「金融政策」と 「財政政策 」(この二つを合わせて 経済政策という) はどう違うかを簡単に説明しておく。 おそらく、今の日本でこ…

長期金利(10年ものこくさいの利回り)ってなに

『官製相場の暴落が始まる 』(副島隆彦 、2014) 株価が下がりませんね。 〈以下一部抜粋・要約〉 はじめに 今の日本政府がやっていることは相場操縦である。 すなわち政府による市場の 価格操作である。 こんなことを一体いつまで続けられるのか 。 法律違…

歴史がくりかえすとしたら

『ブレトンウッズの戦い』( ベン・ステイル、訳、小坂 恵里、 2014) 70~80 年周期で 同じようなことが 形を変えて起こると言われています。 74年前、1944年、日本は戦争の最中でしたが、 アメリカを先導とした各国によって通貨についての協議が行われてい…

トランプ、ディープ・ステート、ジュピリー

『金融再起動』( ベンジャミン・フルフォード 、2019) あとがきにこう書いてあります。 ジャーナリストは「最初に文字にして発信する」ことに誉れがある。 そこがジャーナリズムと学者の違いだ 。 学者は既に発表された情報を整理し、 理論として組み立て…

日本の存在感

『ロスチャイルドと 共産中国が 2012年、 世界マネー覇権を共有する』( 鬼塚英昭、 2009 ) 2020年6月、そのニュースを新聞で読んだ時は まさかそんなことがと、 少し呆れて見ていたのを思い出します。 世論調査会社 ユーカブの調査では 、共和党支持者の44…

お金持ちの自覚

『GNP 大国になる日本』( 相沢幸悦、2012) 著者の逆転の発想です。 円高を利用して、 欧米の優良企業の株式を 購入し、 その配当で生きていけばいいとの提言です。 〈以下一部抜粋・要約〉 GDP は国内で生産された付加価値、 GNP は国民が生産した付加価値…

国家でカラにこもるという選択

『金融鎖国 』(宇野大介、 2009) 過去に起こったことを 分析・ 評価 することは できますが、 そこから未来 への 提言を することは とても難しいことだと思います。 日本という国の 独特な 文化、 精神を 思い起こさせてくれるような提言でした。 〈以下…

平和の風

『暴力が支配する 世界経済』( 猫組長、2019) 戦いに勝つには戦略が必要だと思いますが、米ソ冷戦のときにアメリカは、戦いを宇宙航空に持ち込みました。 中国との戦いに勝つには、どうしたらいいのか? 現在、アメリカは 本腰を入れて 中国潰しにかかって…

陰謀説

『世界金融戦争』( 広瀬隆、 2008) コロナ騒動が始まってから こんな言葉を耳にすることが 多くありました。 「 悪事を働いていた者たちが 押し出される」。 それがいったい何を指しているのか ずっと気になっていました。 この本の中に、 こういうことを…

リブラ

『ドル・人民元・リブラ』( 中條誠一、2019) 今年に入り、アメリカのFRB(中央銀行みたいなもの)や、日銀が 無制限の国債購入を表明しています。 これは 禁止された行為です。 日本銀行のホームページにこのように書いてあります。 「中央銀行が 一旦国債…

資本主義とか共産主義とか

『資本主義崩壊の首謀者たち』( 広瀬隆、2009 ) こう書いてあります。 「1989年に ベルリンの壁が崩壊して 、ソ連の共産主義は崩れ去った 。 そして20年が経ち、 今度はアメリカの資本主義が 大崩壊を始めた。 AIG 、シティグループなどの実質的な国有化か…

その場の空気

『円が消滅する日 』(山田順 、2012) まえがきには、このようなことが書かれています。 2012年 、 政府も財務省も 財政破綻の警告を行っていて、 朝日や読売のような大新聞から NHK まで 財政破綻関連の報道を するようになった。 「円が消滅する日」は 確…

イスラム金融

『イスラム金融はなぜ強い 』(吉田悦昭、2008) リーマンショック時に イスラム金融が、救いの手を差し伸べたのは 何かで読みました。 多様な参加者がいることは、ショックの吸収になるようです。 今後もそのような役割をはたすのかと、期待しながらネット…

資本主義って

『サブプライム後に何が起きているのか 』(春山昇華、2008) いま私たちは、歴史に残るような転換点をむかえています。 アメリカは長期にわたってほとんど不動とも思われる地位、権力を握っていましたが、その力の衰えが指摘されるようになってしばらくたち…

災害時のバフェット

『世界金融危機彼らは「次」をどう読んでいるか ?』(宮崎正弘、 2012) 現在コロナで大変な騒ぎです。なんとか株価は急落を免れていますが、恐怖が恐怖をよべば蜂の巣をつついたような騒ぎになることも考えられます。 そんな世の中の動きをみながら、冷静…

国際政策協調ってなに?

『G20 の経済学 』(中林伸一、 2012) 「本書は東京大学の 公共政策大学院で 大学院生向けに行った授業に基づいている」 とあるように、とても良くまとまっていて、偏りのない内容になっています。 私達の生活には直接は関係ないように思える国際的な話で…

クラウドファンディング

『クラウドファンディング入門』( 丸山隆平、 2018) 以下一部抜粋要約。 中小企業の資金繰りは大企業に比べて厳しい。 中小企業の資金調達は借入金 (間接金融)に依存しているからだ。 中小企業は株式や 社債の発行などにより 市場から直接、資金を調達す…

デフレってなに?

『ユーロ危機と超円高恐慌』( 岩田規久男、 2011) 2011年10月31日、 円は史上最高値(円高)の1ドル =75円32銭をつけました。 リーマン・ショック直前の 2008年9月12日は、 1ドル=107円16銭でした。 円高は、 日本経済に …

アブダビ投資庁も頑張ってる

『政府系ファンド 巨大マネーの真実 』(小原篤 、2009) 正直に言って この本の内容を 簡単に紹介することは難しいと思いました。 一つには私たちがマスコミなどから得る情報の中にはめったに入ってこない、( また国によっては情報開示していない )政府系…

ブラックストーン、世界一のプライベート・エクイティ

『ブラックストーン』 (デヴィッド・キャリー&ジョン・E・モリス、訳、 土方奈美、2011) この本は 日本では あまり馴染みのないプライベート・エクイティで 世界一の会社の 歴史が書かれています。 この会社の歩みは アメリカの プライベート・エクイティ…