ユタカ2イキルオテツダイ

ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

あなたという習慣を断つ

『あなたという習慣を断つ』(ジョー・ディスペンザ、訳東川恭子) <以下1部抜粋・要約> 量子のあなた 昔の物理学者は、世界を物質と思考とに分類していた。 後に物質とエネルギーに替わったが、どちらのセットも互いに重なり合うことのないものとしてとら…

貧困の経済学

『貧困の経済学』(マーティン・ラヴァリオン、2018) <以下1部抜粋・要約> 第1部 貧困の思想史 貧民は…絵画での影のようなもの、コントラストとして存在する。 フィリップ・ハケット、1740 よほどの馬鹿者以外は、下層階級は貧しいままにしておかなければ…

スモールマート革命

『スモールマート革命』(マイケル・シューマン、2013) <以下一部抜粋・要約> ウォルマートからスモールマートへ スモールマート革命 アメリカおよび世界中で受け入れられつつある資本主義的な代替案がある。 それは地元オーナーシップ・輸入代替主義であ…

NFTとは何か?

『デジタル資産投資NFTがよくわかる本』(村松雄太、2022) <以下1部抜粋・要約> エヌエフティーの基礎知識 NFTとは何か? NFT はNon-Fungible Token の略で、日本語では、非代替性トークンといいます。 ブロックチェーン(情報を記録するデータベース、技…

トリプル・キャンサーズ

この記事は4300文字あります。 この題名は、明るく楽しい響きも感じるが、決してそういうわけではないんだ。 「3つの癌」なんてタイトルでは重苦しくて、書く内容もそんな感じじゃないから、変えてみた。 この話は、私に実際に起こった出来事だ。 だが、本…

メタバースがGAFA帝国の世界支配を破壊する

『メタバースがGAFA帝国の世界支配を破壊する』(深田萌絵、2022 ) <以下一部部抜粋・要約> 中央集権から非中央集権へ いまGAFAに支配されているインターネットを自由にしよう、Web3.0で自由にしようというエンジニアが立ち上がりつつあり、複雑な戦いが…

グローバル経済の誕生

『グローバル経済の誕生』(ケネス・ポメランツ、スティーブン・トピック、2013) <以下一部抜粋・要約> 米国は、資本と生産物がいかなる制約も受けることなく、自由に動き回れる体制を築くために、最も重要な政治的役割を果たしているが、世界最大の貿易…

通貨に価値は必要なのか

『キャッシュレス経済』(川野祐司、2018) <以下一部抜粋・要約> 「おかね」とは何か 本書の結論は、「通貨とは購買力を表す記号である」と極めてシンプルだ。 通貨の機能 通貨には、計算単位、流通手段、価値保存の3つの機能があると言われている。 3つ…

貴金属か、マイニングか、はたまた、みんなが信頼するのは何でしょう

『仮想通貨の本当のところ』(尾河眞樹、2018) <以下一部抜粋・要約> ブロックチェーンと様々な仮想通貨 ブロックチェーンには「パブリック型」のほかに、「コンソーシアム型」と「プライベート型」が存在します。 パブリック型は、これまで見てきた通り…

キャッシュレスであなたの情報を握る

『キャッシュレス覇権戦争』(岩田昭男、2019) <以下一部抜粋・要約> 現金の壁を突破せよ! 2018年、静岡県三島市の商工会議所が主催したキャッシュレス決済に関する講演会に呼ばれて話をすることになった。 私が行く前から、最新の決済ツールは、サービ…

仮想通貨の税金の話

『だいたい3分でわかる仮想通貨の税金の話』(大見光男、2018) <以下一部抜粋・要約> 売却、決済、アルトコイン購入…基本的に何をしても税金がかかる 仮想通貨が取引で、税金が発生するタイミングは、その仮想通貨を手放して利益が出た時です。 売却でも…

いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン

『いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』(大塚雄介、2017) <以下一部抜粋・要約> センターマーケットがないナスダック方式 取引所と名前がついていますが、ビットコインには、「東京証券取引所」「ニューヨーク証券取引所」のようなリアルな…

日本のモバイルマネーができるといいのに

『電子マネー革命がやってくる!』(安達一彦/山崎秀夫、2017) <以下一部抜粋・要約> 黒船電子マネー日本上陸の衝撃を アップルペイ日本上陸。アクセス集中で接続が一時ダウン アップルペイとはアイフォン7やアップルウォッチ2により、スマートフォンを…

ビットコインで世界史が変わる

『ビットコインは「金貨」になる』(石角完爾、2017) <以下一部抜粋・要約> ビットコインの登場で世界史が変わる 「Distributed Ledger Technology」とは何か? 本論のビットコインの基礎になるブロックチェーン技術をもとにした、最先端の金融工学(フィ…

イーロン・マスクは、何を考えているんでしょう

『イーロン・マスクはスティーヴ・ジョブズを超えたのか』(竹内一正、2022) <以下一部抜粋・要約> 2人に共通する「巨大な敵に立ち向かう姿勢」 ジョブズは敵が巨大だからと言って逃げることはしなかった。 あえて向かっていった感がある。 ジョブズは反…

難民支援にイーサリアム

『5000円で始める仮想通貨投資入門』(上野義治、2017) <以下一部抜粋・要約> ビットコインが広がる理由 「ビットコインとは中央機関を介さずにP2P(個人間)取引きできる」というお話をしましたが、ビットコインにはさらに優れた特徴があります。 「24時…

イーサとDAO

『暗号通貨vs.国』(坂井豊貴、2019) 国家が決めたお金(法定通貨)を使わなければ、戦争は起きない。 <以下一部抜粋・要約> 危険なキャッシュレス 中国には国家情報法という、監視や検閲が柔軟にできる法律がある。 中国共産党はモバイル決済の利用記録…

中央銀行発行の暗号通貨

『デジタル円』(井上哲也、2020) <以下一部抜粋・要約> なぜいま「デジタル円」なのか デジタル時代に即した支払いや決済手段の提供 現在、家計や企業が「キャッシュレス」で支払いや決済を行う上で使用できる手段は、さきに見たように銀行預金や、それ…

ヨーガの哲学

『ヨーガの哲学』(立川武蔵、2013) <以下一部抜粋・要約> 『ヨーガ・スートラ』の哲学 スートラとは何か 「スートラ」とは、元来は「糸」を意味する。 経の意味でのスートラは、通常、できるかぎりみじかい文章でのべられており、それだけではその意味を…

シン・ニホン

シン・ニホン(安宅和人、2020 ) <以下一部抜粋・要約> 自分を取り巻く現実を直視しないのは人の常だが、それにしても、この世の中の変化と意味合いをファクト(事実)に基づき、全体感を持って語る建設的な議論はとても少ない。 現代の経済のルールや知…

日本経済はこれからひとり勝ちになる

『檄文』(斎藤一人、舛岡はなゑ、2023) <以下一部抜粋・要約> 一人さんからのはじめに 檄文というのは、ある日突然、私のもとに降りてきた8つの力強い歌です。 神様からいただいた、魂を浄化する鎮魂歌。 8つの「檄文」紹介 抜刀隊 檄文 我々無敵の突撃…

ユダヤ人、世界と貨幣

『ユダヤ人、世界と貨幣』(ジャック・アタリ、2015) この本の、冷たく、悲しく、悲惨な印象は、ユダヤ人の受けてきた迫害や、殺戮や、追放の歴史から来るものです。 そのユダヤ人の、4000年の歴史を、ジャック・アタリは、「最良のガイドは、『旧約聖書』…

22世紀の民主主義

『22世紀の民主主義』(成田悠輔、2022) <以下一部抜粋・要約> この本は素人の妄想 素人だからと見捨てないでほしい。 『暴政』という30分もあれば読めてしまう小さな本がある。 ナチス・ドイツや戦前の日本など、20世紀の政治の暴走から学ぶ20の教訓を示…

スマートコントラクトeコマースDAOAPIDeFiああああ

『データエコノミー入門』(野口悠紀雄、2021) <以下一部抜粋・要約> はじめに 日本はこれまで、ビックデータの活用に立ち遅れた。 日本経済衰退の根本的原因は、工場や店舗でなくデータが基本的資本となる「データ資本主義」に対応できなかったことだ。 …

くじ引きで政治家を決めたらどうでしょう

『古代ギリシャの民主制』(橋場 弦、2022) <以下一部抜粋・要約> はじめに 「生きるもの」としての民主制 順繰りに支配し、支配されること。 哲学者アリストテレスは、民主制をこのように表現した。 古代ギリシア人は2500年もの昔に、民主制という政治の…

くそったれ資本主義が倒れた後の、もう一つの世界

『くそったれ資本主義が倒れた後の、もう一つの世界』(ヤニス・バルファキス、訳江口泰子、2021) 著者のバルファキスは、ゲーム理論や政治経済学を専門とする経済学者です。 2015年には、債務危機に陥ったギリシャの財務省に就任し、緊縮財政政策を押し付…

もとハッカーは、民衆の諜報機関をつくる

『ジュリアン・アサンジ自伝』(ジュリアン・アサンジ、訳片桐晶、2012) 内部告発、それは告発者に危険が伴います。 匿名を守る技術を確立して、送られてきた情報の信憑性を確かめて、掲載する。 告発サイト「ウィキリークス」はそうして始動しました。 <…

集団自決より全日本「世代間公平委員会」という解決策はどうなんだ

『財政危機の深層』(小黒一正、2014) ちょうシルバー民主主義時代に、専門家の意見が聞きたい。 <以下一部抜粋・要約> 「シルバー民主主義」の台頭 経済学の祖、アダム・スミス以来、資本主義経済下では通常、資源配分の効率性を高めるため、市場の活力…

金利があがるとどうなるの、日本はどうする

『ツーカとゼイキン』(明石順平、2020) お金を増やしたい心理は、国も個人も同じだった。 <以下一部抜粋・要約> 通貨は価値の交換物にすぎない 本書を読んで、人類がいつの時代のどこの国でも「通貨を増やしたい」という欲望に逆らえなかったということ…

個人商店それが世界だ

『「見えない」巨大経済圏』(ロバート・ニューワース、訳伊藤真、2013) 先進国が衰退していき、新興国が台頭していくといわれています。 ここに書かれているのは、発展途上国です。 彼らは、先進国のような暮らしにはならないだろうと書かれています。 大手…