小さいころから夢見がち、フワフワしてる、と言われたよ。
絵本や漫画、本の中にいるのが好きだった。
ギリシャ神話や占星術なんかに、ひかれていた。
外の世界は、怖いしあまり好きじゃなかった。
少し変わっていた。
占星術でいうと、月も太陽も魚座にあるという根っからの魚座で、上記のような資質はもともとあるようなのだ。
マドモアゼル愛さんの言うところによると、魚座は12星座の中で最後の星座であるということから、この世を去るときに思うことを受け持つ星座である。
この世の喜怒哀楽すべてを味わって終えるのだが、それを人に伝えるようなそんな素質があるようなのだ。
さて、そんな私、つまりもうこの世を去るとき必要なもの、に興味があるわけだが、最近この身に起こっている不思議なことについて書いてみたい。
以前の記事で、テレパシー能力者について書いた。
私が考えていることが分かってしまう不思議な人がいるという内容だ。
その延長のような話なのだ。
映画のような話で、実際に起こっているのか、妄想なのか分からない。
まあ、ちょっと付き合ってもらいたい。
記事を書いて、公開する日の夜はうなされていた。
その記事の内容はテレパシーを使えるその不思議な人に向けたもので「ハマグリの貝のように、唯一無二ならば」といった告白である。
私は人に告白をしたことがない。
なぜか。
拒絶されるのが怖いからだ。
どんなふうに受け止められているのだろうと思うと、不安になる。
過去の悪い出来事が思い出されて、私の沈んだ念がまとわりついてくる、その感情も相まって、うなされていた。
その時である。
大きな温かい塊がふわっと私を包み込んだ。
そして、私と一体になるように感じたのである。
それから、「あ、い、し、て、い、る」と太字で背骨に沈み込む感じがした。
それは私に入り込んでいて、それ以降ずっと安心感を与え続けている。
それが何か、誰がそうしたのか分からない。
その不思議な人の可能性は高い。
私はそれから、明るくなった。
そうなのだが、まだ馴染みきれていないので過去の暗い想いが浮き上がったりする。
吐き出したい感情をカラオケで歌っていたら、それも伝わっているのかもしれないと思うことがあった。
そうなると、音も聞こえているのかもしれない。
驚きの超能力である。
あるとき、私の顔が変わった。
そうなのである。
あなたが映画や、小説家なら、この展開をどう思いますか。
面白い。
これで私の気持ちが沈んだり、不幸になったりすれば怖いけれど、私は寝るときに幸せだなと思いながら寝ている。
私もそんな風に包み込むことが出来たらいいのだけど、と思う。