ユタカ2イキルオテツダイ

ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

夜空としだれ桜

夜空としだれ桜

前世をみる瞑想をやると、毎回途中で眠ってしまう。

ので、ちゃんと無意識の状態になっているのか定かではない。

そんなことをやろうと思ったのは、いくつも理由がある。

以前なにかの拍子で「私は日本人に生まれたかったのだ」という想いが浮かんだ。

それは渇望に近かったように思う。

そのとき、日本人で生まれたことを振り返って、幸運をしみじみ思った。

しかし、なぜ急にそう思ったのだろうか。

日本人ほど、子供にやさしく、情け深く、情緒が安定して、平和な人達はいない、と聞いたからだろう。

確かに、世界が身近になって、リアルな情報に触れる機会が増えて、冷静にそう思うようになった。

ただ、自分が、外国人なのだとは思わなかった。

小さいころから自分が浮いているような気はしていたのだけれど、皆もそうなのだろうと思っていた。

いや、日本生まれで、両親も日本人なのだし。

しかしあの感覚以降、変な感じなのだ。

そして、カルマの解消なんてことを試みているので、おのずと興味はわいてくる。

で、何回か、うつらうつらしながらやってみたんだけれども、一度目は、古代の大陸のようで、岩山の上にいて、遠くから敵がやってくるのを見張っていた。

槍を持って兵士たちは、戦った。

最後は洞穴のようなところで、戦死した者たちに祈りを捧げていた。

二度目は、スリランカのような所にいた。

優しそうな人の目を見ていた。

信頼と愛が宿っていて、満ち足りていたようだった。

その先は覚えていないが、もしかするとその土地の衛生面とか、衣食住のなにかで、苦しんだかもしれない。

私たちは、奇跡的に日本人に生まれた。

私の願いは、叶ったのだ、きっと。