ヴィーガンのキッチンカーで、餃子を食べた。
黄色、緑、赤、ピンクの4色でそれは「しそ」とか「カボチャ」の色だった。
もっちりして旨い。
タンメンと胡麻団子を追加で食べた。
全部で2900円。
息子に美味しいもの食べておいでと一万円もらったので、その報告をかねて書いている。
これまでのところ、羽田空港の「芋きん」「焼き芋ソフト」で572円。
コンビニで買った「サク山チョコ次郎」181円。
これから「万博サウナ」に入るのだ。
まだ時間があるので、周りを見ていた。
目の前の熟年カップルは、仲が良い、どんな関係なのだろうか。
団体が多い、小中高だ。
夏日なのだが、地面に座る。
あまり見かけない、素直な可愛いすれてない女子高生を見た。
印象に残る。
まだ幼い男の子が、ベビーカーに乗ってハンバガーにかぶりついている。
よっぽどお腹が空いていたのだ。
目で追ってしまう。
万博サウナは、期待値が高い。
前情報では、五感を刺激して、生まれ変わってしまう未来のサウナなのだ。
だが、入ると一気に気持ちが下がる。
小さい。
サウナ室も、水風呂も、小さい。
女性だけだと思っていたが、違う(水着着用)。
座ると横の人が、3センチほどの近距離なのだ。
人の体温や体臭、知らない人達の。
いや、まだまだこれからである。
私は、案内役のお姉さんの誘導に耳を傾けながら下を向いていた。
スピーカーから流れる音や誘導に集中した。
「雨が振ります」
見ると、お姉さんが懸命に容器から雨を降らせてくれている。
うちわで熱風を仰いだり、してくれている。
私は意識を妄想に集中させる。
没入は、日頃の瞑想で養っているのだから、できるはずだ。
外気浴は気持ち良かった。
世界初の半透明の素材は、明るくて開放感がある。
帰りの更衣室では、大阪の大お姉さんとおしゃべりをした。
外で待っている旦那に「すっごく良かったよって」言うのだと笑った。
私は「あぁ、素晴らしいな」と思った。
誰かと来ると、こうして体験は語られるのだ。
マルタ共和国館でなにか食べようと思っていた。
ツナがはさまったパリパリしたパンを食べた。
700円くらい。
オリーブとトマトペーストとイタリアンパセリが入っていて、スパイスが独特だ。
パンも気泡が大きく弾力がある。
しかも、噛み切りやすく食べやすい、旨い。
ウサギのスパを食べたいと思っていたのに忘れた。
フードトラックの唐揚げ700円、淡路島藻塩ポテト700円。
塩でポテトがこんなに旨くなるのかと小さいショックを覚える。
すごく人が多くなってきた。
コモンズD(アフリカ等)の周りは、外国人が多い。
バッグを前に持つように注意書きがある。
素朴でダイナミックな彫刻や、絵に惹かれる。
なぜだろう。
ずっと気になっていた。
日が沈みかける頃、海ではショーが始まる。
大きな額ぶちの中に滴る水で面を作り、そこにアニメが映される。
両端は噴水に投映される。
光のビームは躍動感がある。
炎が水から噴き上がり、迫力が増す。
大屋根リングを利用したライトアップは壮大だ。
その上にいる人がミニチュアみたいに見える。
全体的に、あてられた感がすごかった。
夜まで人が多くて、祭りなのだなぁと思った。
しかし、熱を感じない。
ホテルで、考えてた。
近未来にはロボットが活躍するのだ。
それを゙パビリオンで見て、人が取り残されているように感じたのかもしれなかった。
技術を見るのが主なのだから、それでもいいのだろう。
次の日は、「なんばグランド花月」を見に行った。
こんなに笑わせるプロ集団がいることが、大阪の強みだ。
初めてのなんば駅は、アジアの風が吹いていた。
「千とせ」で肉すいうどん800円。
ソウルフードみたいな素朴さで、かつお出汁がいい、旨い。
大阪城を見て、粉ものを食べた、650円、旨い。
大阪はハズレが無いのだろうか、と目をしばつかせる。
大阪城観光の8割は外国人だった。
コンビニや接客で多くの若い外国人が、一生懸命に働いていた。
アパホテルも一生懸命だった。
伝染度高い。
大阪証券取引所、三井住友銀行大阪本店辺りを歩いた。
建物の立派さ、大阪城の隙間の無い石垣が脳裏をよぎる。
徒歩圏内にこれらがあるのだ。
江戸時代の先物取引の発祥の地、堂島取引所を見たかったが、歩き疲れたのでやめた。
私にとっては、海外旅行みたいだった。