カール・ユングという学者が、言っているらしい。
あなたの親切を馬鹿にする人がいる。
あなたはそれにどう対処したらいいのか。
ただ無分別に与えるのではない。
なぜなら、彼らはそれを当たり前と思ってしまうからだ。
努力しないで手にすることが出来るからだ。
彼らは、こう思う。
誠実さと何かを交換することなく、タダで与えてくる馬鹿がいるのだ。
親切や優しさを、搾取され蔑ろにされた経験から、彼らは心を閉ざしている。
その閉ざしたところにいる彼らの部分が、いわゆる闇となっている。
その曇ったレンズであなたの行動を見るのだ。
決してあなたが、馬鹿なのではない。
あなたの与えるだけの親切は、彼らの闇を刺激してしまう。
見ないようにしている、闇の部分を。
そして、彼らはあなたを神聖化する。
あなたは、無限に与え続ける存在となる。
傷つかない、闇などない存在となる。
あなたは、疲弊し搾取される。
では、私たちはどうしたらいいのだろうか。
ただむやみに与えるのではなく、自分の尊厳を守る。
境界を定めるなど、冷静に管理することだ。
と、こういった話を、「優しさが人々の敬意を失わせる5つの理由」という動画で聴いた。
優しさを弱さだと思わせる世の中だという。
私も過去、随分と痛い思いをした。
今では、優しさを出すときは、周りの人の様子を観察するようになっている。
まだ、傷つくのが怖いのは、自分の闇をしっかり受け入れていないからだろうか。
それでも人に親切にしようとするあなたは、まれな人だ。
もうひとつ、これは、と思う動画を聴いた。
過去、このような問題があった。
心を閉ざす私に「どうしたらいいのか言って」と困惑した彼は言った。
子供の不登校に副教頭は「どうしたらいいか、わかりやすく、はっきり言って下さい」と言った。
夫は、管理し束縛した。
私は断片的に、要望を伝えるが、それは取るに足りないもの、曖昧なもののように扱われた。
男性からすると、それは無価値なのだ。
空海が言っているらしい。
「殆どの男性が知らない女性の7つの弱点とは」という動画の中に、私は安らぎを見出した。
弱点というのは、女性の本質が持つ、感情の動き、無意識に抱える心の叫びだ。
女性の感情は変化する。
昨日と今日では、感じ方、思うことが変わる。
「イエスでもノーのことがある」
なぜなら、傷つきたくない、察してほしい、自分の気持ちをまだ整理できていない--
「好きだよ」と言われるよりも、行動に愛を感じる。
忙しいのに時間を作ってくれた。
「強い男より、共感する男が好き」
感情に寄り添ってもらえることで、心を開きやすくなる。
「完璧な男より、安心できる男に惹かれる」
失敗も笑い合える関係に、安らぎを覚える。
「言葉と行動が一致している」
未来の話より、今日1日どう接してくれたのか、その積み重ねが、信頼を育てていく。
「重すぎる言葉は依存されたと映る」
強すぎる愛情表現はプレッシャーとなり、心の自由を奪ってしまう。
「守るつもりが、縛っていないか」
これらの7つの弱点は、女性が愛されたいと願う、繊細な祈りのかたち。
どうだったでしょうか。
かゆい所に手が届くといった感じです。
よくわからなかったことが、明らかになるようでした。