ユタカ2イキルオテツダイ

ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

なんであんなに優秀な連中が貧乏なの

『スモール イズ ビューティフル 再論』(E.F.シューマッハ 訳 酒井 懋、2000) ほっといたらお前らだってそうなるんだぞ、ってスミマセン。誰か(私の中の)がそう言ってたもんで。 なぜこんなに生きるのがくるしいのでしょうか。 この本の中で気になった内容は…

人々が幅広く繁栄を分かち合うように設計された市場か

『最後の資本主義』(ロバート・B・ライシュ、訳 雨宮寛/今井章子、2016) 1950年代から60年代にかけてのアメリカで、子供時代を過ごした筆者は貧しいと感じたことは一度もなかったという。 ところが今は一部のエリートだけが裕福になり格差は広がるばかりだ…

自由市場主義を超えて

『ショック-ドクトリン』(ナオミ-クライン、2011) 表紙の内側にこう書いてあります。 本書は、アメリカの自由市場主義がどのように世界を支配したか、その神話を暴いている。 ショック-ドクトリンとは、「惨事便乗型資本主義=大惨事につけ込んで実施される過…

自分の内側が世界を映す

『死について』(ルドルフ・シュタイナー 訳 高橋巌 、2011) 誰しもが死を意識しないようにしている。 それを意識するとき、崖のふちに立って下を見るような怖さを感じる。 もしくは踏み出してしまう。 シュタイナーはこう言います。 その瞬間は恐ろしいも…