経済の本
『経済は統計から学べ!』(2021、宮地秀作) 以下一部抜粋・要約 国内と国外のどちらを攻める?貿易の基本 貿易を読む鍵は「国内需要」にあり 日本は、1億2628万人(2019年)の人口を有するため、国内需要が大きく、これだけでも十分に経済が成り立ちます。 海…
『ステークホルダー資本主義』(足達英一郎、2021) 〈以下一部抜粋・要約〉 気候変動がもたらす危機の時代 自然、資本と生態系サービスの意義 自然資本とは、地球上の再生可能/非再生可能な天然資源(例:植物、動物、大気、水、土壌、鉱物)を指す。 そして…
『世界の賢人と語る「資本主義の先」』(井出壮平、2024) 〈以下1部要約・抜粋〉 はじめに 本書は「資本主義」を人々のために抜本的に作り替える、具体的な方策について、約20年間、経済記者として活動してきた経験を踏まえて探る試みである。 資本主義を経…
『web3とメタバースは、人間を自由にするか』(佐々木俊尚、2022) 〈以下1部抜粋・要約〉 プロローグ インターネットのテクノロジーには、1つの難しい問題が浮上している。 それは、Facebook (現メタ・プラットフォームズ)やAmazon、Googleなど「ビッグテッ…
『ガルブレイスーーアメリカ資本主義との格闘』(伊藤光晴、2016) 〈以下一部抜粋・要約〉 公共国家のすすめ『経済学と公共目的』 ーー経済的弱者を守る知識人の闘い 自己搾取とは何か 「自己搾取」という言葉を理解するためには、「自己努力」という言葉を…
『今こそ読みたいガルブレイス』(根井雅弘、2021) 〈以下一部抜粋・要約〉 ガルブレイスの『新しい産業国家』の初版が出版されたのは1967年だったが、その頃は、資本主義VS社会主義という図式が典型的に当てはまる冷戦時代だった。 『新しい産業国家』を理…
『プレップ経済倫理学』(柘植尚則、2014) 〈以下一部抜粋・要約〉 はじめに 経済について、倫理という視点から考えるのが「経済倫理学」です。 倫理とは、人間が社会の一員として守るべきルールのことです。 そのルールは、善や悪、正や不正、人間の生き方…
『ゆたかさをどう測るか』(山田鋭夫、2025) 〈以下一部抜粋・要約〉 はじめに--豊かさをどう捉え、測り、創るか 誰もが幸せで豊かな一生を送りたいと願っている。 そんなごく自然な願いを社会総体として実現していくか。 ある意味で、人類は長年、これを…
AI時代の新「大きな政府」論(ダニエル・サスキンド、2022) 〈以下一部抜粋・要約〉 はじめに 僕がこの本で描いていくストーリーは、科学者や労働者が思い浮かべる未来予想とは異なっている。 機械は将来においても全てをこなすようにはならない。 だが、今…
『日本国債は国の借金ではなく、通貨発行益であることを証明する』(岩崎真治、2017) 〈以下一部抜粋・要約〉 まえがき 長年、生産現場に身を置き、機械部品を作る仕事をしてきた私にとっては、経済が停滞するということは、非常に奇妙で不思議なことだと感…
『経済学の宇宙』(岩井克人、2015) <以下一部抜粋・要約> 第1章生い立ち 「1、2、3… 無限大」から 『不思議の国のトムキンス』は、銀行員のトムキンス氏が、夢の中で、速度の上限である光速度が、実際よりもうんと遅く、エネルギーの下限であるブランク…
『2050年の世界」(ヘイミシュ・マクレイ、2023) 著者はイギリスの新聞社経済コメンテーターである。 この本は、事実に基づいて、未来を読むといった趣旨で書かれている。 過去には2020年に向けた未来予想図も上梓している。 人口、気候変動、エネルギー、…
『続・善と悪の経済学 資本主義の精神分析』(トーマス・セドラチェク/オリヴァー・パンツァー、2018) <以下一部抜粋・要約> 経済の肉体と魂と精神とは 経済の「肉体」面を分析する試みは、これまでに実体経済や、原料、機能、会計、産業、生産と消費等…
『善と悪の経済学』(トーマス・セドナチェク、2015) とても興味深い本です。 経済学を神話から現代にかけて、幅広い観点から書いているところが特色です。 最後の章ではこのように書いています。 「本書を通じて、私は、数学的モデルに依拠する還元主義的…
『経済は、人類を幸せにできるのか?』(ダニエル・コーエン、2015) <以下一部抜粋・要約> 格差拡大と中流的幸福の没落 戦後、フォーディズムと呼ばれる生産システムが普及し、企業は家族の延長だとみなされ、その黄金時代が訪れた。 1950年代、このよう…
『超訳「国富論」』(大村大次郎、2018) <以下1部抜粋・要約> はじめに 「神の見えざる手」は誤解されている 国富論は、1776年にイギリスのグラスゴー大学の教授であったアダム・スミスが書いたもので、経済学の起源ともされている名著です。 国富論とい…
『貧困の経済学』(マーティン・ラヴァリオン、2018) <以下1部抜粋・要約> 第1部 貧困の思想史 貧民は…絵画での影のようなもの、コントラストとして存在する。 フィリップ・ハケット、1740 よほどの馬鹿者以外は、下層階級は貧しいままにしておかなければ…
『スモールマート革命』(マイケル・シューマン、2013) <以下一部抜粋・要約> ウォルマートからスモールマートへ スモールマート革命 アメリカおよび世界中で受け入れられつつある資本主義的な代替案がある。 それは地元オーナーシップ・輸入代替主義であ…
『グローバル経済の誕生』(ケネス・ポメランツ、スティーブン・トピック、2013) <以下一部抜粋・要約> 米国は、資本と生産物がいかなる制約も受けることなく、自由に動き回れる体制を築くために、最も重要な政治的役割を果たしているが、世界最大の貿易…
『データエコノミー入門』(野口悠紀雄、2021) <以下一部抜粋・要約> はじめに 日本はこれまで、ビックデータの活用に立ち遅れた。 日本経済衰退の根本的原因は、工場や店舗でなくデータが基本的資本となる「データ資本主義」に対応できなかったことだ。 …
『くそったれ資本主義が倒れた後の、もう一つの世界』(ヤニス・バルファキス、訳江口泰子、2021) 著者のバルファキスは、ゲーム理論や政治経済学を専門とする経済学者です。 2015年には、債務危機に陥ったギリシャの財務省に就任し、緊縮財政政策を押し付…
『財政危機の深層』(小黒一正、2014) ちょうシルバー民主主義時代に、専門家の意見が聞きたい。 <以下一部抜粋・要約> 「シルバー民主主義」の台頭 経済学の祖、アダム・スミス以来、資本主義経済下では通常、資源配分の効率性を高めるため、市場の活力…
『「見えない」巨大経済圏』(ロバート・ニューワース、訳伊藤真、2013) 先進国が衰退していき、新興国が台頭していくといわれています。 ここに書かれているのは、発展途上国です。 彼らは、先進国のような暮らしにはならないだろうと書かれています。 大手…
『WORLD WITHOUT WORK』(ダニエル・サスキンド、訳上原裕美子、2022) 未来のテクノロジー失業の脅威 <以下一部抜粋・要約> 垣間見える未来 本書で考察していくとおり、この先に待ち構える根幹的な難問、それは分配の問題だ。 技術進歩は人類全体をかつて…
『公共貨幣入門』(山口薫/山口陽恵、2021) 私たちが普段使っている「紙幣」は、公共貨幣ではない! 表の定義です。 「公共貨幣とは、議会や政府又は時の権威・権力者が無利子で発行する貨幣である」 私たちが使っている、硬貨と紙幣のうち、硬貨だけが、…
『世界はすでに破綻しているのか?』(高城剛、2014) <以下一部抜粋・要約> 国家財政破綻、人はどう生き延びたのか? アルゼンチン 国民は誰もお金を信用していない ボカ地区に向かうと、一角にあるカフェの中でマーケットが開かれていた。 焼きたてのパ…
『二宮金次郎』(二宮康裕、2013) Twitterを見ていたら、岸田内閣の総合経済対策について、「そうじゃないやろ、減税やろ、せやろがい」と説得力のあることを言っていました。 せやろがい@九州ツアー中 on Twitter: "総合経済対策29.1兆円の使い道について …
『そして、生き残るのは日本だけ!』(増田悦佐、2013) <以下一部抜粋・要約> 輸出は今では4割が円ベースになっている 今、日本の輸出製品のうちの4割は円ベースになっている。 つまり、4割は円安になっても、何の得もない。 その輸出に比べると、輸入で…
『データが語る日本財政の未来』(明石順平、2019) <以下一部抜粋・要約> 国債とは何か 国債とはどういう法律に基づいて発行されているか 一般的に「国の借金1000兆円」と言われているのは、公債と政府短期証券、借入金のことだ。 まずは建設国債のことか…
『プレップ経済倫理学』(柘植尚則、2014) これから日本の経済は、どうなってゆくのでしょうか。 この本を読むと、修正資本主義というのが、今の日本の経済のようだ、ということがわかりました。 格差や、不平等を解消しようとした福祉国家は、ヨーロッパで…