ユタカ2イキルオテツダイ

ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

世界を動かした「偽書」の歴史

『世界を動かした「偽書」の歴史』(中川右介、2018) あまりにもスケールが大きすぎ、日本中心すぎの「古史古伝」には、思わずニヤニヤしてしまいます。 <以下1部抜粋・要約> 偽書の宝庫「古史古伝」 普通の日本史の教科書では、縄文時代・弥生時代から始…

善と悪の経済学

『善と悪の経済学』(トーマス・セドナチェク、2015) とても興味深い本です。 経済学を神話から現代にかけて、幅広い観点から書いているところが特色です。 最後の章ではこのように書いています。 「本書を通じて、私は、数学的モデルに依拠する還元主義的…

経済は、人類を幸せにできるのか?

『経済は、人類を幸せにできるのか?』(ダニエル・コーエン、2015) <以下一部抜粋・要約> 格差拡大と中流的幸福の没落 戦後、フォーディズムと呼ばれる生産システムが普及し、企業は家族の延長だとみなされ、その黄金時代が訪れた。 1950年代、このよう…

歪んだ私を愛することを許す

歪んだ私を愛することを許す 自分の無意識の思考パターンに気づくようになると こんなに汚かったのかと驚くんですが 周りの人はこれを見ていたのだと思うと 目が覚めるようになる 謙虚になる そんなタイミングです こんな言葉を聞いたのは 「神が私を愛する…

「円」の誕生―日本二千年の貨幣史にみるおかねの役割と日本人の金銭感覚

『「円」の誕生(坂本藤良、1984) 本の内容とは少し違いますけど、ジパングと呼ばれた黄金の国には、まだ埋もれた金があります。 日本にこのような技術があって、深海、温泉からも取れますし、下水、排水なども試験を予定しています。 商業化にはまだ時間が…