ユタカ2イキルオテツダイ

ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

言語と貨幣は、同じだ

『書物と貨幣の五千年史』(永田希、2021) 世界最初の書物は、税の記録だった。 <以下一部抜粋・要約> 『資本論』における時間 思想家で哲学者のカール・マルクスは『資本論』を、商品と貨幣について語ることから開始しています。 産業革命の直中、近代文…

民度の上に経済がのる地域社会

『使える経済書100冊』(池田信夫、2010) 「経済書読み」のプロが厳選した、経済書の解説本です。 ありがてえっ。 『資本論』は専門家でさえ、完読している人は一握りだとか。 そんなん、あたしによめるはずないよね。 <以下一部抜粋・要約> 『哲学する民…

物価上昇は、貨幣過剰が原因か 高利貸しに頼る貧困

『東アジア国際通貨と中世日本』(井上正夫、2022) 宋銭と為替からみた経済史とあります。 専門書です。 ここで抜粋するのは個人的な気付きです。 本文の外にある説明のための引用などからでもあります。 断片的な感じになります。 <以下一部抜粋・要約> …

ロシア・インテリゲンツィア

『ロシア・インテリゲンツィアの誕生』(バーリン、編桑野隆、2022 ) 「個人の自由を、徹底して擁護したインテリゲンツィアの人物像を描いた本書は、19世紀のロシアがはらんでいた可能性、普遍性を探り当てる試みである」 と書いてあります。 封建制度に対…

資本主義じゃない、共産主義じゃない【ゼロ地点に立つススメ】

『資本主義に出口はあるか』(荒谷大輔、2019) 私たちがいま生きている「この社会」は、ロックとルソーの思想の上に建っています。 その思想の大前提は、デカルトの「我思う故に我あり」です。 筆者は、その大前提を、疑います。 土台を崩したら、建物が崩…