ユタカ2イキルオテツダイ

ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

26話 霊魂と命

金ちゃんと家でお昼ご飯を食べました。

離れて暮らすようになって半年くらいです。

金ちゃんはいま、父親のもとで暮らしています。

 

鳥手羽は骨と身がポロリと はがれるくらい柔らかく、金ちゃん好みに仕上がっています。

食べながら金ちゃんは言いました。

 

「 ママの料理ってわりと上手い方だと思うよ。 コンビニなんかよりも美味しいよ」

 

「そう、かな。うん。私は家族の中でも料理は好きな方だったからね。それ、面白いでしょ」

 

スープは にんにくとエビをオリーブオイルで炒めて 豆乳で煮、アオサを加えたものです。

 

「うん面白い」

 

金ちゃんはきゅうりのぬか漬けをあっという間にたいらげます。

友人の畑で採れた野菜は、蒸しなすや、タレ漬けになっています。

金ちゃんは畑で採れた野菜が大好きです。

固いパンも作りました。

焼きたては皮がバリンバリンで とっても美味しい。

そのままでも十分ですがバターを塗ると格別です。

 

金ちゃんは食べながら DaiGoさんの YouTube が 今は心の支えなんだと言います。

いじめについても 多く発信しています。

「スポーツと筋トレと 他のコミュニティ」が、対策として有効なんだとか。

積極性のある金ちゃんは DaiGoさんの すすめる筋トレをやっています。

 

「 やっぱり 若いときの方がきついって。コミュニティって言っても、学校と全く関係ない人とか…」

 

「 それはそう思う。 選択肢がないもんね。 ママもきつい時あったもん 。自分が悪いのか、 相手が悪いのか 、

社会が悪いのか 分からない。 ただ 苦しい。そんなとき、本の中の1行が救いになったりしたよね。

『 小説家は何が正しいのか 一生かけて考えるのが仕事』

あーそうなんだ 。じゃあ今答えを出さなくてもいいんだって、 一生かけて考えればいいんだって救われた」

 

きんちゃんはゴロンと仰向けに寝っ転がりました。テーブルが影になって金ちゃんの顔が見えません。

 食事が終わって 温めた牛乳でココアをいれました。2人で 飲みながら話をして、金ちゃんは腕立て伏せのしかたをレクチャーしました。

 

 

 人はなんのために生まれてくるのか。 なぜ命を大切にしなければいけないのか。

私は考えていました。

検索すると命とは、「生物の生きる力・期間」とあります。



これは何ヵ月も斎藤一人さんのテープを聞き続けた私の感想です。

 

私たちの心臓には 針の先ほどの光が入っていて それが命の正体ですが、それは神と同じものです。これが、肉体から抜けると肉体の死があります。

 

つまり私たちの中には神が宿っているのです。

私たちは 神の国から追放されたのか それとも 神から作り出されたのか 人間の始まりは 諸説あると思うんですが。

 

私たちは汚れのない魂になっていく ことを目的として 何度も生まれ 変わって来ます。

検索すると魂とは「心の働きをつかさどるとされるもの」とあります。

 

そのために自分に越えられる試練をいくつか持ってきます。そしてその試練を通じて自分の魂をみがいていくのです。

 

ですからとても自分には乗り越えられないような 辛い出来事も 超えることができるのです 。

例えばいじめにあうと いじめられるとこんなに辛い思いをするんだ ということを学びます、

 そして自分は そういうことをしない人になります。

そしていじめられている人に優しくなります。

 例えば受験に失敗します 。挫折を味わいます。

すると 今まで見下していたかもしれない人たちを見下さなくなります。優しくなります。



そうやって私たちは 辛い思いや悲しい体験を通じて、 愛にいたるのです。

 

検索すると愛とは「そのものの価値を認め、強く引かれる気持ち」とあります。



神様は私達に守護霊というものをつけてくれています。

 

あなたの嫌いな人は 、不機嫌で 気分屋で いつもイライラしていて 怒りっぽくて それがあからさまに顔に出ています。

そして人の気持ちを暗くさせるようなことを言います。

 

いつでもあなたは、 笑顔で 明るくて優しくて親切です。そして楽しむことを知っています。

そうなるように 守護霊があなたを守っています。

そしてあなたが愛の人であるとき、その努力が実るように 、見ているテレビで ふっと気になる言葉があったり 、

読んでいる本の1行が気になったり、 何気なく手にした本、 ふっと頭に何かが浮かぶ、そんなふうに あなたと共にいて、導いてくれています。

 

愛とは「人を明るくする、気持ちを軽くすること」と一人さんは言います。

 

そしてあなたと同じような愛のある仲間と出会います。しかし、その人もまた、まだまだ未熟です。

あなと同じように。

 

人生は試練の連続です。そんなときでも私たちは愛の方向に自分の心を向けていきます。

まずは自分を明るくします。

 

気持ちがふさぐとき、明るい言葉を口に出して言います。するとすぐに心の闇が消えます。

わたしは「いいぞ、いいぞ」とか「何もかも上手くいっている」とか思い付いたことを口に出します。

 

筋トレを続けるように。よい言葉を100回言います。1000回言える人もいるでしょう。

10回でもいいのです。

ちなみにわたしは初め、言えなかった言葉があります。

「楽しい、うれしい、愛しています」

1人の部屋で小さな声で、どうにも喉につかえて出てきません。

それは私に欠けているものです。心が抵抗して言えないんです。

「愛しています」は特に言えませんでした。

そんなときは単語で「愛、愛、愛」と言えばいいそうです。

 

今は自分に必要なのは健康であると思い「健康」と、1日に1000回言います。時間にすると20分くらいです。

3ヶ月もすると潜在意識が一杯になってきます。

 

弱気なときは「強気」と言ってもいいし不幸なときは「幸せ」と言ってもいい。

ある回数を超えると心が満ちて、変化を感じます。

 

あなたの内にいる神様に届くとも、自分の脳に言い聞かせるとも言われます。

 

そうすることで私たちは試練を乗り越えて、(時間が問題を解決するまでの間をやりすごして)

自分の魂を向上させていきます。そうするともう同じ問題はおこりません。

 

私が同じ問題を繰り返していたのは、憎しみで相対していたからでしょうし、

相手の欠点ばかり指摘して、自分の直すべきところに目を向けなかった。

いつも心が下を向いていました。

 

次また同じような人にあったとき、わたしは、わたしをまもり(価値をみとめ)

嵐のときに嵐に立ち向かわないように(激しい怒りや憎しみの感情を出している人に立ち向かわない)、

憎んだりしないように知恵を働かせるでしょう。