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国ではなく個人がお金を発行するシステム【個人信用創造】これすごない?

【個人信用創造】 PMC(Personal Money Creation)

沖縄科学技術大学院大学 船井正太郎先生×慶應義塾大学 


「能力があるのに日本が貧しくなっているその理由は 貨幣制度に 足りないところがあったからです」

そう語るのは船井先生。

個人がお金を発行するってどういうこと?

以下は、 YouTube「 さとうみつろう」から、書き起こし、要約です。

「えぇえええぇえええ!!お金って発行できるの?」より。


現在は 銀行しか「お金」を作れない。

銀行が信用した人にだけ「お金」が回るシステム。

この銀行が持っていた 権利を 一人一人に分け与えることができないか。

人々が手にできる「豊かさ」は銀行の尺度だけで決まっていたと言っても過言ではない。

単一の価値観で価値を決めていた。

これからは「多様性の時代」なので 、多様な価値観を生み出せるようにならないとこれからは豊かにならないよね、という人々の 直感はおそらく正しい。

簡単に言うと一人一人がちっちゃな銀行になるっていうのが最初の着眼点。

日本人は「生産能力」を持て余している。

理由は銀行システムのせいでお金が回ってこないから。

お金出して買うよっていう人が少ないから。

その足りない分を補ってやればいいよね。

PMC( Personal Money Creation)では、 お金がないから買いたいのに買えない人に「お金」が流れてくるようにしたい。


「モノづくり」よりも「サービス」の方がうまく回るなと思っている。

サービス を買いたい人のところに、しっかりと「お金」が 流れてくるような そういう システムが必要。

例えばマッサージと しましょう。

マッサージが好きなので うまくなりますよね。

こんなことの、質がよくなりました。

 そうすると価値が高くできるので、 ちゃんと買ってもらえれば 収入が増えるようになる。

問題はこっち側が払えるかどうかですね。

今の日本 の問題は 「買う側」 がお金がないから買えない ということです。

今の日本でも「稼ぐ」ことが上手な人はお金持ちになっている。

社会全体の豊かさで見たときに 「使うこと」が上手い人にお金が回っていかないと これ以上豊かにならないよと、ここなんですよね。

そこにもちゃんとお金の流れを作ってあげようというのがPMC。


あくまで使うためのお金、流すためのお金ですね。

今まで問題だったのは画一的な判断で 決められてきたということですね。

一人一人が つくれるようになると 全員、色々な多種多様な価値観がお金の流れに乗る。

そうなると日本人全体の「集合意識」に そってお金のエネルギーが流れていくような。

そんなような状態が実現できるということは、皆の 意識の流れが可視化できる。

そうしたら面白いなーって思ってまして。

それが 自然なあり方なのかなーと思ってまして。


何かを消費するたびに、 全体への「豊かさ」の合計ポイントを数値化(AI「人工知能」によって) できるので1年間ポイントを積み上げて、 上から順にお金の使い方が上手な人に、 紙幣を発行できる権利を あげよう。


最低でもこれぐらいのお金は使えますよというものは あげる(=ベーシックインカム。それに加えてお金発行権がもらえる、二段構え)。


全体として、コミュニティ全体が持っている「生産能力」に合った総額を持てる。

需要と供給の埋まれない部分の(仮に)100兆円を配っちゃえ というのが僕の。

だいたい1人当たり1年間に100万円使える。

これをベーシックインカムで配ろうという人もいますが、 配って終わっちゃうのは良くないかなと。

 PMCだと 極めている人にお金が流れるので生産力の向上、 そうするとさらにデフレギャップ(つくる実力「供給」があるのに、買える人「需要」がない)が開いて さらに配られるお金が増える。


その社会の「生産力の合計」以上のお金を発行しなければ、 インフレにはならない。

ちゃんと価値があると(保証されるので)。

これだけを、お金を作る権利を皆に分け与えましょうというときに、お金を使うのがうまい人に少し多めにすると、

みんなを豊かにするような方向にお金の流れが(AIで客観的に)誘導されていくよね、という。


私(キキハ)の感想です。

デフレギャップという言葉を初めて知りました。

世の中はこんなにモノやサービスが溢れているのに、買うお金がないことで経済が不景気になっている。

確かに考えると変です。

生産力はこれからも上がり続けます。

人々に、その国の生産能力に応じて、回せるお金を、分配するのは理論的に合っていると思いました。

そして、どこに資本を投入するかを、個人が決める仕組みによって、(所属するコミュニティは)独特の進化をとげて行くと想像できます。

動画の中では、原発、キャバクラ、寝てる動画のYouTuber、有機野菜とマクドナルドなどの話などが出てきました。

人々の集合意識、それが自然のあり方、という発想におどろきました。

みつろう氏が

「植物の意識も入れられませんか」

と提案しました。

変わったことを言う人だなーと思っていると、先生は「あー、うーん、うんうん」とうなずいています。

ギッ。

ヘンタイ(好きなことを追求する様子が、病的の意)!

実際には言語で理解させるようです。

AIは和歌を理解出来るか、という研究をしているので、日本人の見る自然観も入ってくると思われます。<かっちょいー>

じっくり考えると、先生の考える日本人の集合意識って、性善説なのではないか、と思いました。

この共同開発は今年2021年4月からです。

船井先生のホームページも、まだ載っている記事は少ないです。

これからがとても楽しみです。

shotaro-shiba-funai.amebaownd.


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