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ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

ウクライナで何が起こっているの?②

『2020年世界の真実』(馬渕睦夫、2019)

元駐ウクライナ大使が語ります。

2019年までさかのぼります。

アメリカ大統領選の前です。

トランプ元大統領は、2016年にヒラリーをやぶりアメリカ大統領になりました。

そして、2020年の大統領選では、バイデンに敗れました。

トランプ大統領のこと、日本では良い印象ありませんよね。

プーチン大統領のことも、日本では独裁者的な扱いです。

この二人は同じ相手と戦っている?

読後は、しばし呆然とします。

<以下一部抜粋・要約>

 

はじめにーートランプの「世界浄化計画」はさらに進む!

トランプ大統領の世界戦略を一言で言えば、「世界浄化計画」と言えます。

つまり、ディープ・ステートがこれまでアメリカ軍兵士を犠牲にして世界で軍事紛争を起こし、彼らの私的な目的のためにこれら諸国を利用してきた体制を変革しようとしているのです。

だからこそ、北朝鮮を世界に開かせ、イランの宗教革命輸出を阻止し、9 ・ 11以降のテロとの戦争が生んだイスラム過激派組織を鎮圧し、アラブの春で無法国家化したリビアやシリアの再建を支援し、

シリアのIS(「イスラム国」建国を唱えるイスラム過激派)を壊滅させたロシアを評価し、

自由貿易に名を借りて世界の覇権を目指す中国の不正な貿易慣行を改めさせ、そして現在タリバンとの対話を進めながら、アフガニスタンからの米軍の撤退の道を探っているのです。

 

さらに言えば、トランプ大統領のいわゆる日米安保条約破棄発言もこの戦略の一環と言えなくもありません。

つまり、第二次大戦後ディープ・ステートが築き上げた日米の不適切な関係を正常化することを秘めた発言と解釈されるのです。

本文で詳しく検証しますが、今年(2019年)後半から(2020年)の世界は、ディープ・ステートとトランプ勢力との全面対決が世界各地で顕在化してくるでしょう。

 

ロシア革命の目的は「ロシアのユダヤ人を救う」ため

ここで「ディープ・ステートとロシア」という問題に言及しておきたいと思います。実はウィーン会議以来の近代200年間、世界の歴史はロシア支配をめぐる戦いであったと言っても過言ではなく、国際金融勢(ディープ・ステート)が重要な標的として位置づけてきたのがロシアなのです。

ロシア革命のもう一つの側面は、ユダヤ系国際金融勢力が主導した、ロシアのユダヤ人解放のための革命です。

ニコライ帝政の時代、ロシア帝国内にいる500万人ぐらいのユダヤ人が弾圧されていた。

革命の指導者層の中心をしめたユダヤ人たちには「ロシアのユダヤ人を救う」という目的があったのです。

さらには、レーニンやトロツキーといった革命指導者に資金を援助したのは、英米のユダヤ系金融資本家でした。

 

ユダヤ系革命家がロシア人を虐殺

ロシア革命は近現代史における最重要事件です。

私は常々、「ロシア革命が分からなければ、世界の構造はわからない」と言っていますが、前述したロシア革命の実態を教えられていなかったのは、何故でしょうか。

2017年で100年が経過したロシア革命について、もう少し歴史を振り返ってみたいと思います。

ロシア革命のモデルとなったのは、1789年に起こったフランス革命だったと私はとらえています。

民衆を蜂起させて、君主を退位に追い込み、その後で殺す。

あるいは、牢獄を襲撃して凶悪犯を市中に放ち、殺人、強姦、略奪を横行させて治安を見出し、混乱状態の中で権力を掌握する。

これらのロシア革命のやり方はフランス革命で使われたものです。

また、フランス革命は「フランスのユダヤ人を解放するための革命」という一面がありました。

それから、革命が進むにつれ、権力を確立するために大虐殺が起こったことも2つの革命に共通しています。

少数派のユダヤ人が多数派のロシア人を支配するには、ロシア人を虐殺して恐怖政治を敷き、反抗の気力を喪失させるのが手っ取り早い。

そのお手本はフランス革命なのです。

そこにディープ・ステートが関わっていると私は思います。

まず、メディアや学会、教育会を牛耳る彼らは、事実を取り上げず、真実を伝えないように図った。

 

シリア空爆におけるネオコンの誤算と戦略の転換

今でもプーチン大統領が世界の秩序を乱す悪者になっている理由は、ロシアによるクリミア編入ですが、プーチンがウクライナの混乱を利用して編入したのではなく、ウクライナ新政権のロシア人迫害政策がプーチンを追い詰めた結果と言わざるを得ません。

ウクライナで起こった民主化デモの表向きの理由はEUとの連合協定署名拒否でしたが、真の目的はプーチン大統領を追い詰めることでした。

誰が何のためにプーチンを追い詰めようとしたのか。

そのきっかけは2013年夏のシリア空爆問題にあります。

アサドが化学兵器を使用したとの情報にもかかわらず、イギリスなどの反対の動きもあってオバマ大統領は軍事介入をやりませんでした。

プーチンの仲介で、シリアは国連の管理下で化学兵器を破棄することに合意します。

このようにアメリカ大統領が指導力を失ったことは、大統領の背後に隠れて自らの世界戦略を推進してきたディープ・ステートの実践部隊であるネオコンの勢力にとって、大きな誤算となりました。

この事件を契機として、ネオコンの世界戦略が変質します。

世界のリーダーの位置をオバマから奪った反グローバル市場主義者のプーチンを失脚させる必要が生じ、プーチン抹殺のシナリオの実験場として選ばれたのが、ハートランドの一角を占めるウクライナでした。

2013年の暮れからウクライナで反政府デモが発生したのは、決して偶然ではなかったことがお分かりいただけると思います。

このデモを背後から操ったのがネオコンでした。

 

ユダヤ社会の中心は「在米ユダヤ人」から「イスラエル」になる

ユダヤ勢力の中心がイスラエルになる。

これは2020年におけるキーワードの1つだと私は考えます。

ユダヤという観点から、世界を見ていない我々にはそういう発想があまりないのだけれど、これは世界史においてものすごく大きなことです。

天地がひっくり返るぐらい世界の構造が変わる出来事と言っても過言ではありません。

旧約聖書の中には、現在の「グローバリズム」と言われる普遍的な思想を説いたイザヤのような預言者の話と、民族的な主張したホセアのような預言者の話が、ほぼ交互に出てきます。

それを現在の世界に投影してみると、これまではユダヤ勢力が普遍主義的な考えに基づいて、1つの世界を構築する方向に動いていたけれど、今後はイスラエル国家の比重の高まりから、ユダヤ勢力が民族的な思想を重視する方向に向かっていくのではないかと考えられます。

 

私(チキハ)の感想です。

ウクライナのことを知りたくて読んだのですが、私の許容量を超えました。

以下は補足ですが、出自は様々なところからです。

1917年、「ロシア革命」とは、皇帝専制政治を打倒し、ソビエト連邦(社会主義国家)建設にいたる革命。

2014年、ウクライナでは、親ロシア派の政権を打倒、新政権は、ロシア人を虐殺、迫害した。

ウクライナは、争いが絶えないがウクライナ人が起こしているわけではない。

ハートランド(ユーラシア大陸の中核地域)を制するものは世界を制すと言われている。

ユダヤ人には、宗教的ユダヤ人と世俗的ユダヤ人がある。

ウクライナ大統領ゼレンスキーは、世俗的ユダヤ人。

 

2022年2月24日のプーチン大統領のウクライナ侵攻の演説がこちらで聞けます。

ロシア在住のユーチューバー エンドゥ

【ウクライナ】プーチンの軍事行動開始演説(要約)と解説 ロシア在住日本人Youtuber - YouTube