ユタカ2イキルオテツダイ

ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

あなたは、僕の何を見ているの

あなたは、僕の何を見ているの。

 

僕は、あなたを見ている。

少なくとも、そう信じていた。

あなたの向く方向へ、

僕もまた、向いてみたいと思った。

 

それが正しいかどうかは、

正直、わからなかった。

 

それしか方法がないのなら、

このまま別れてしまうことの方が、

まだ怖かった。

 

あなたの迷いに、

僕は自分の足場を失っていた。

 

あのときの僕は、

それを、愛だと思っていた。

 

僕は、あなたが、僕の代わりに、強くいてくれると、

思っていた。

 

それが、あなたを苦しめていたことに、

あのときの僕は、

気づいていなかった。

 

いまの僕は、

あなたの強さではなく、

あなたがどこで震えていたのかを、

見ようとしている。

 

そして、

僕は、優しくなる。