ユタカ2イキルオテツダイ

ほんの少しずつ、ゆたかになってゆきましょう

2023-01-01から1年間の記事一覧

ビットコインで世界史が変わる

『ビットコインは「金貨」になる』(石角完爾、2017) <以下一部抜粋・要約> ビットコインの登場で世界史が変わる 「Distributed Ledger Technology」とは何か? 本論のビットコインの基礎になるブロックチェーン技術をもとにした、最先端の金融工学(フィ…

イーロン・マスクは、何を考えているんでしょう

『イーロン・マスクはスティーヴ・ジョブズを超えたのか』(竹内一正、2022) <以下一部抜粋・要約> 2人に共通する「巨大な敵に立ち向かう姿勢」 ジョブズは敵が巨大だからと言って逃げることはしなかった。 あえて向かっていった感がある。 ジョブズは反…

難民支援にイーサリアム

『5000円で始める仮想通貨投資入門』(上野義治、2017) <以下一部抜粋・要約> ビットコインが広がる理由 「ビットコインとは中央機関を介さずにP2P(個人間)取引きできる」というお話をしましたが、ビットコインにはさらに優れた特徴があります。 「24時…

イーサとDAO

『暗号通貨vs.国』(坂井豊貴、2019) 国家が決めたお金(法定通貨)を使わなければ、戦争は起きない。 <以下一部抜粋・要約> 危険なキャッシュレス 中国には国家情報法という、監視や検閲が柔軟にできる法律がある。 中国共産党はモバイル決済の利用記録…

中央銀行発行の暗号通貨

『デジタル円』(井上哲也、2020) <以下一部抜粋・要約> なぜいま「デジタル円」なのか デジタル時代に即した支払いや決済手段の提供 現在、家計や企業が「キャッシュレス」で支払いや決済を行う上で使用できる手段は、さきに見たように銀行預金や、それ…

ヨーガの哲学

『ヨーガの哲学』(立川武蔵、2013) <以下一部抜粋・要約> 『ヨーガ・スートラ』の哲学 スートラとは何か 「スートラ」とは、元来は「糸」を意味する。 経の意味でのスートラは、通常、できるかぎりみじかい文章でのべられており、それだけではその意味を…

シン・ニホン

シン・ニホン(安宅和人、2020 ) <以下一部抜粋・要約> 自分を取り巻く現実を直視しないのは人の常だが、それにしても、この世の中の変化と意味合いをファクト(事実)に基づき、全体感を持って語る建設的な議論はとても少ない。 現代の経済のルールや知…

日本経済はこれからひとり勝ちになる

『檄文』(斎藤一人、舛岡はなゑ、2023) <以下一部抜粋・要約> 一人さんからのはじめに 檄文というのは、ある日突然、私のもとに降りてきた8つの力強い歌です。 神様からいただいた、魂を浄化する鎮魂歌。 8つの「檄文」紹介 抜刀隊 檄文 我々無敵の突撃…

ユダヤ人、世界と貨幣

『ユダヤ人、世界と貨幣』(ジャック・アタリ、2015) この本の、冷たく、悲しく、悲惨な印象は、ユダヤ人の受けてきた迫害や、殺戮や、追放の歴史から来るものです。 そのユダヤ人の、4000年の歴史を、ジャック・アタリは、「最良のガイドは、『旧約聖書』…

22世紀の民主主義

『22世紀の民主主義』(成田悠輔、2022) <以下一部抜粋・要約> この本は素人の妄想 素人だからと見捨てないでほしい。 『暴政』という30分もあれば読めてしまう小さな本がある。 ナチス・ドイツや戦前の日本など、20世紀の政治の暴走から学ぶ20の教訓を示…

スマートコントラクトeコマースDAOAPIDeFiああああ

『データエコノミー入門』(野口悠紀雄、2021) <以下一部抜粋・要約> はじめに 日本はこれまで、ビックデータの活用に立ち遅れた。 日本経済衰退の根本的原因は、工場や店舗でなくデータが基本的資本となる「データ資本主義」に対応できなかったことだ。 …

くじ引きで政治家を決めたらどうでしょう

『古代ギリシャの民主制』(橋場 弦、2022) <以下一部抜粋・要約> はじめに 「生きるもの」としての民主制 順繰りに支配し、支配されること。 哲学者アリストテレスは、民主制をこのように表現した。 古代ギリシア人は2500年もの昔に、民主制という政治の…

くそったれ資本主義が倒れた後の、もう一つの世界

『くそったれ資本主義が倒れた後の、もう一つの世界』(ヤニス・バルファキス、訳江口泰子、2021) 著者のバルファキスは、ゲーム理論や政治経済学を専門とする経済学者です。 2015年には、債務危機に陥ったギリシャの財務省に就任し、緊縮財政政策を押し付…

もとハッカーは、民衆の諜報機関をつくる

『ジュリアン・アサンジ自伝』(ジュリアン・アサンジ、訳片桐晶、2012) 内部告発、それは告発者に危険が伴います。 匿名を守る技術を確立して、送られてきた情報の信憑性を確かめて、掲載する。 告発サイト「ウィキリークス」はそうして始動しました。 <…

集団自決より全日本「世代間公平委員会」という解決策はどうなんだ

『財政危機の深層』(小黒一正、2014) ちょうシルバー民主主義時代に、専門家の意見が聞きたい。 <以下一部抜粋・要約> 「シルバー民主主義」の台頭 経済学の祖、アダム・スミス以来、資本主義経済下では通常、資源配分の効率性を高めるため、市場の活力…

金利があがるとどうなるの、日本はどうする

『ツーカとゼイキン』(明石順平、2020) お金を増やしたい心理は、国も個人も同じだった。 <以下一部抜粋・要約> 通貨は価値の交換物にすぎない 本書を読んで、人類がいつの時代のどこの国でも「通貨を増やしたい」という欲望に逆らえなかったということ…

個人商店それが世界だ

『「見えない」巨大経済圏』(ロバート・ニューワース、訳伊藤真、2013) 先進国が衰退していき、新興国が台頭していくといわれています。 ここに書かれているのは、発展途上国です。 彼らは、先進国のような暮らしにはならないだろうと書かれています。 大手…

仕事がない時代がやってくる

『WORLD WITHOUT WORK』(ダニエル・サスキンド、訳上原裕美子、2022) 未来のテクノロジー失業の脅威 <以下一部抜粋・要約> 垣間見える未来 本書で考察していくとおり、この先に待ち構える根幹的な難問、それは分配の問題だ。 技術進歩は人類全体をかつて…

全然この世界に属していない

『国家の尊厳』(先崎彰容、2021) 社会で、私たちの共通の道徳観は、しばらく姿を見せていないと思います。 私はその姿を見てみたいと思います。 それは、自分が想像できることが望ましいと思います。 それには知識がいると思います。 知識なんかなくても直…

通貨発行のシステムが間違っている

『公共貨幣入門』(山口薫/山口陽恵、2021) 私たちが普段使っている「紙幣」は、公共貨幣ではない! 表の定義です。 「公共貨幣とは、議会や政府又は時の権威・権力者が無利子で発行する貨幣である」 私たちが使っている、硬貨と紙幣のうち、硬貨だけが、…

世界2.0

『世界2.0』(佐藤航陽、2022) メタバースの歩き方と創り方 過去記事で、『お金2.0』を紹介しました。 同じ作者の「さとうかつあき」さんです。 <以下一部抜粋・要約> メタバースとは何か? 今、世の中ではメタバースという新しいテクノロジーに対して、…

世界はすでに破綻しているのか?

『世界はすでに破綻しているのか?』(高城剛、2014) <以下一部抜粋・要約> 国家財政破綻、人はどう生き延びたのか? アルゼンチン 国民は誰もお金を信用していない ボカ地区に向かうと、一角にあるカフェの中でマーケットが開かれていた。 焼きたてのパ…